北海道放浪の旅4

 
 

北海道放浪の旅

1999年10月9日(土)

その日は阿寒湖畔でまりもまつりがあった。屈斜路湖でぶらぶらしていると・・・阿寒湖でまりも祭りがあるとアイヌの人が教えてくれた。

最北端に座る犬

 

屈斜路湖で日がな一日をのんびりはなと過ごす幸せな日。

 

 

阿寒に入り夜までの時間阿寒湖では・・・「その犬はだめだねぇ。」まりも丸に乗せてくださいとお願いした結果、はなは乗せてもらえないこと判明。仕方ないね、でかいから・・・でもピレなら乗せてもらえるのかもと思いつつ、暴れたら他のお客さんに迷惑かかりそうだもんね。暴れないんだけどそんなこと信じてもらえないし。。。暴れそうな外見を持つはなにも船の経験をさせてやりたいのに・・・まりも船には乗りたくないわな。と諦め戻った。

 

まりも祭りの夜まで時間をつぶすのにぶらぶらしていたところ看板娘にハスキーの”はなこ”を置いている店の人と知り合いになり8歳の彼女に変わってしばらくはなが看板娘を勤めさせていただいた。観光客に述べ人数300人には体を触られ、40枚は記念写真に収まりました。最後の方は「もう触らないで!」とキャンキャン言ったが、彼女にはいい経験させてもらった。

一体何回アラスカンマラミュートです。って言った事か・・・中には「なんだっけ、グラニュートゥ?」っていうおばさんまでいて、笑えねぇ。

店番犬

 

偽看板犬

もう、勘弁して・・・と逃げ出すはな。

 

    

この子が本当の看板犬はな子、美人だね。

白手屋さん、どうもありがとうございました。はなは普段人に触ってもらえる機会が少ないので本当にいい経験になりました。     

 

木彫りマニアな私はき堀のふるさとにきているんだもの、何か記念に1つ大作を買って帰ろうと思っていた。白手民芸店でぶらぶらしていたときに知り合った木彫りの卸問屋の社長が私の話を聞いていろいろな店を案内してくれた。しかしどれもこれも観光客向きのお土産でピンとこなかった。私が全然反応しないので

「じゃあ、これはどうだ!」

と連れて行かれたのがアイヌ部落にある熊の家の地下の木彫りのギャラリーだった。それは圧巻というか、言葉を失う木彫りの数々だった。

「これを作った人に会わせてください!」

まりもまつりも始まり民族文化を知るのが好きな私にはあれもこれも衝撃的な一夜となった。まりもまつりが終わりになるころ熊の家の熊彫り師藤戸竹喜氏のアトリエに連れて行ってもらった。またそこにはギャラリーにない木彫りが並べてあって・・・私が頭がクラクラする思いだった。

 

北海道札幌に戻る道で足寄を通った・・・・真夜中の空は降るような星空だった。私の生涯一番綺麗だった星空は小学校の中津川野外学習以来の星空だった。もうあんな星空に出会うことはないが今回の星空もなかなかのものだった。日常に押し流されると空も夕焼けも星空も見ない。誰のものでもなく神様はみんなに平等にくれるものたちである。

 

1999年10月10日(日)

マラミュートオフ会

早朝、札幌に入る。近くでディスクドッグの大会があるのでその会場でマラミュートオフとなる。クルザー、はなは力丸、雪ちゃんを見て震え上がっていた。しかし5頭のマラミュートが集まるだけでこれだけ圧巻なのもすごいと我ながら関心した。

マラミュートオフ会

5頭のマラミュートが一同に!画像では穏やかなオフ会のようだが実際は一触即発状態だった。もちろんはなが一番ペーペー。 


雪、ビスコ、クルーザー、りき丸

 

 

1999年10月11日(月)

Kazuさんちに子犬が生まれているということだったのですが、土日のスケジュールに合わず・・・残念だったが見ることができなかった。

代わりといっては何だが昨日はりきファミリーがちびバーニーを見に行くのに便乗して久々子犬を見た。いいよね〜子犬って、はなも1日でいいからあのころに戻ってくれないかな?ってひっちゃかめっちゃかだったからそれもなんかなぁ・・・人の子犬はかわいく見えるのか?

その日の夜、アメリカから北大に留学に来ている友達と食事をした。日本が好きで留学をしたのだが来日2週間目のその人はかなり興奮状態で日本の文化をいろいろ聞かれた。そして私が一般的には・・・・私的には・・・と2つずつ説明するのに「なんで君は別なんだ?」と聞かれた。

「喧嘩して仕事辞めて犬と放浪している女はあんまり日本にはいないから」

 

1999年10月12日(火)

札幌マラミュート大オフ会を終えnoji&はなは放浪の旅第二章に向けて出発することとなる。まずは帯広に向かって走り出した、しかも温泉、温泉と言いながら・・・りき母に紹介していただいた新得のみなと屋さんのおそば本当に腰のあるそばでおいしかった。最初見つからなくてうろうろしていたら誰もいない町中に突如店の前に車がびっしり止まっているお店発見!!中もごった返していた。好き嫌い王の私としては海鮮類が苦手で・・・うれしい北海道の幸だった。