北海道放浪の旅9

 
 

北海道放浪の旅

1999年10月25日(月)

まだ日光にいた。

朝はいつもはなが先にあらゆるパンチを繰り出し起こしてくるのに今朝ははなを私が起こした。彼女も少々お疲れのようだ。

今日は東照宮中善寺湖とうわさでしか聞いたことのないところをはなと徘徊した。すごい中国様式っぽい外壁やら色のつけ方にアジアを感じた。

ここはオフシーズンゆっくり回りたいと思ったのだが・・・そのオフシーズンがないらしい。

お寺の脇に入ると祈祷のごま炊きをしていた。せっかくだから私も何かお願いしようと中に入っていざ、祈祷の棒を前にして筆がまったく動かなかった。

祈祷してもらう項目が何もないのだった。

何かヒントを!と他の人のをカンニングすると・・・「家内安全」「良縁がありますように」「交通安全」などなど・・・そのまま一式返却して出てきた。そんなのどれも要らない・・しいて言えば「金と権力、地位と名声」か?なんにせよ、私の希望はあんなありがたいところに書けるわけない。

1999年10月27日(水)

今日はひどい雨ではなと2人停滞した。動けないと言うよりはなを出せないのは本当につらい。そして南下するに従い人がどんどん冷たくなっていくような気がします。

北海道ではそれが珍しく、このまま北海道の人たち全員と友達になってしまうんじゃないかと思うくらい友達ができたが、本州では逆にこれが・・・

特に私のように馬鹿でかい犬を連れた女の一人旅は怪しまれて仕方ない・・・場所は言えないが今日私達がいたところは車を止めているだけでもドカせとかはなを散歩させていても他へ行けとか・・・結構冷たい目に会うことになる。

車を飛ばせば明日にでも家に帰れる場所だが、そんなことにはへこたれない。いい機会だから人がはなや私にどんな反応をしつづけるのか見続けようと思った。

結構マゾかも??

今日は疲れた・・・