子犬たちのその後・・・

 
 

 

残りの子犬たちのその後・・・

北海道のデリバリーの旅から4頭を連れて帰ったnojiはなであった。

私はここで知り合いに電話し倒して誰かに無理に飼って貰おうとは思っていなかった。犬と飼い主が持つ運命を信じて待つことにしていた。

デリバリー前に欲しいと言ってくれた悪来さん一家が次の週に私たちを訪ねてくれた。悪来さん一家はハスキーを飼っていらしたのですが事故で失い、犬の暖かさを忘れることができなかったようではなの子犬をとメールをいただいた。頂いたメールは・・・あんなに恐縮した子犬の問合せメールは初めだというくらいなものだった。そして私の最初の返信は常にかなりいやらしいものなのだが憤慨せず、あきらめず希望してくれた。家族が多いこと職場で人が出入りすることなど子犬が暮らしていく条件としていい環境である。。

私にとって北海道を一緒に旅して帰ってきた今いる4頭は・・やっぱり身が引き千切られる思いがしていた。このまま5頭で暮らしていこうと思っていたのも事実である。しかし、犬が嫌いのお母様(正確に言うと恐い。弟さんがシェパードに襲われたのを見たとのこと・・それは恐かったでしょう)がミュートが尻尾を振って顔を舐めに行ったとき

「いい子でよかった〜〜〜。触れないかもしれないって心配してたの〜。」と涙をこぼされたのを見て・・・

nojiは「やっぱり全部出さないといけない」と痛感した。1ドッグとして愛される犬たち・・・・・それが私の願っていることだと改めて思うことだった。

ミュートの巣立ち
あなたの前足は犯罪級に太かった!
みんなにしっかりかわいがってもらいなね!!

 

5月13日

子犬を実家から連れて戻ったあたりから近所の人が庭先に集まるようになっていた。その中で隣の家のご夫婦も毎日のように見にこられていた。どんどん減っていく子犬の様子で「きっと全部決まっているんだろう」と諦めていらっしゃったようだった。残っているのは決まってないですよ。の一言に「そうなんですか!」

私はご夫婦の顔に「オス4号が欲しい」と書いてあるのも分かっていたが薦めなかった。

マラミュートであり、大型犬である。子犬のかわいさだけで手にしたら痛い目に合うのは分かっていた。

「トップ狙ってきますしねぇ。2歳くらいまでは暴れますよ〜。」

リスクだけ話をしていた。飼うには「覚悟」がいる犬種だと思っている。私はその後メス1号の足の管理もあったので実家に戻っていた。

4日後私は子犬を連れて家に戻った。

戻った途端、奥さんが出てきて、「あのオスまだいますか?」・・・オス4号(竹野内)は変わった犬で本当に穏やかで子犬らしからぬ落ち着きを持っていたので手放したくはなかった。実家に飼って貰おうと思っていたので営業らしいことまったくしていなかった。「はい、いますよ。」

ご夫婦はいろいろな人に相談もしてすべて大型犬だからということで反対されていたようだった。しかし犬が欲しいという気持ちは残っているのでペットショップも何軒か通われ「やっぱり・・・・!!」という気持ちで走ってこられた。

分かりましたということでお試しホームスティで次の日オス4号(タロ)を出した。

これはタロにとって辛い環境だったが、私が側にいたのでマラミュートを初めて飼う飼い主さんにとってはいい環境だったであろう。要所要所で私はタロのコントロールのさせ方を入れていった。飼い主さんもいろいろなしつけの本で勉強して本当にしつけをきちんといれてくれいる。

タロの巣立ち
竹野内・・・私はあなたとずっといっしょにいると思ってたよ
ご近所さんだから一緒だね。

 

タロがお試しホームスティに出た日メス5号もお試しホームスティに出た。

行き先はAlex母の家だった。

GW直前「HP見ています」とメールをくださったAlex母・・・「子犬を見せて欲しい」というメールを頂いたのが数日前だった。2頭目をと思っていたところにこのはなの繁殖・・・悩んで悩んでの結果の「子犬を見せてください。」でした。「オスがもういないんですよ。」という私の言葉に「メス5号が希望なんです。」でした。

メス5号・・・私は他の犬に手をかけていて十分に触ってやっていなく私からもこのホームスティはお願いしたかったくらいだった。

実際にお会いして話をさせていただき・・・・

橇で多頭引きをしたいとか目的がない限り、1頭飼いをと願っていた私でしたが、

なぜ私が各方面から非難を受けながらワクチン完了していない犬を人に触らせ連れて歩いたか、きっと唯一正確に理解していただけるご夫婦と分かりその結果の子犬は持っていて欲しいと思った。

はなは2ヶ月までほとんど人に触られることがなく育ち、私もワクチン完成まで外に出さず、はなが4ヶ月過ぎるまで2人の人間の手しか知らない。結果その2人以外には心を許さない犬に育った。それは間違っている。子犬の社会性と持たせられる限界値は4ヶ月である。それまでの子犬の経験がその子犬の一生を左右する大きなことである。飼い主の優越感だけでは許されない大きさの犬である。

一気にメス1号だけになってしまったさびしい気持ちとお試しホームスティに出ている2頭のことが気になっていた。

メス5号(優)の経過はあまりよくなく・・・過度にすべてのことを恐がり、環境に慣れるころには先住犬であるAlexがおかしくなってしまっていた。4日後の夜11時優は帰ってきた。 Alex母からお電話を頂き・・・出迎えに出ると車の後ろの席でAlexと優は仲良く「誰だれ〜〜??」と私を迎えてくれた。

「あれれ?仲良しだ・・・。」

ゆっくりこの4日間のこと、トレーナーの先生の話を聞かせていただいた。

ことのあらましとしては・・・最初に合わせたときのはなのAlexに対する威嚇が関係してかしないでか、優は Alexが尋常ではないほど恐かったようだった。Alexは優の心を開かせようと伏せの姿勢でいろいろ試みそれがますます優の恐怖をあおりキャンキャン言っていたようです。そして Alexは「なんでこんなに拒絶されているんだろう・・」となっていったようだ。この2日くらいはボチボチ心を開きかけた優に対し、 Alexはうれしく強い母性が出てしまった。それは実母はなのような母性ではなく、溺愛する母性。 Alexと優で仲良くおやつにバナナをもらったとき、 Alexは半分食べて優に残りを渡し優が自分の分を食べ、 Alexに貰ったものを食べ終わるまでず〜っと見ている、優が寝返りをうって何か言っても気になって様子を見に行くそんな母性だったようだ。

この状態でこのまま2頭は問題なく仲良くしていけたとも思う。ある意味、これは多頭飼い成功!とも見えるだろう。それでよしとすることも多いハズである。 Alexのご家族の選択は・・・このままではAlexの溺愛と、優の甘えで2頭はおかしい関係になり、優の教育上問題あり家族との関係も他の犬との関係も崩れていくかもしれない。

散歩先でAlexは優を守りたいために他の犬にガウガウしたり絶対出てくる。両方の犬にまったく問題はないけどペアとしては向かない結果になってしまった。ということだった。私もご夫婦の判断は正解かと思っている。それを気にしないで他の犬と遊ばせない、会わせないということをすれば問題なしだが、それではなんの為に犬を飼っているのか・・・ Alexの社会性まで潰すことになりかねないと思った。

それは・・たった4日のことだったが、優がAlexのうちで得た経験はすごいものと分かるほど優は本当に変わった。優のことAlexのことをいい加減に考えて、欲しいだけの希望ではなかったこと・・・優を見ればそれで十分証明されていた。涙ぐまれたお二人の決断も・・・ここで無理に飼い続けるとおっしゃらなかったのも信頼できる方々、私の見る目も確かだなぁと自負した。

もしはなが威嚇しなかったら、もし優がそこまで恐がらなかったら、もしAlexがなんとかしようと思ってくれなかったら・・・言い出したらきりがないのだが・・・残念だった。

優の巣立ちだっただったはずのショット
Alexご一家、ありがとうございました。
優は私がAlex家で飼われる次くらいに(^^ゞ幸せにします。

 

メス1号(サラ)は・・・

犬は必ず怪我をする、それは問題のない話で大切なのはその後の飼い主の処置である。私はサラのために適切な獣医を見つけてやれなかったためにサラは爪とパッドを少し失った。私はサラはもう出す気ではなかった。私が彼女の足は世話をしていくつもりだった。

そしてAlexのところから帰ってきた優もAlex、Alexご家族以上のところを見つけてやれないと判断したので出すことはしないとした。

 

はなサラ優の3トリオ完成となった。