北海道シリーズ 冬の北海道5

 
 

第九・十日目 SLED DOG RACE BIEI OPEN 2002 出場

タイトルの写真はあえてペンション前から見る美瑛の風景にしておこう^^;

大会当日4時にkazuさんちを出る。旭川・・・これがまたすごい冷えているところで途中の表示が外気温−18度、路面−13度とかになっていて一面の凍った道路に「これは・・・2駆、4駆の違いとかの問題じゃないんだろうなぁ・・・」と実感していた。一箇所下りで前を走るkazuさんの車に近づき「こわいよ〜(T_T)」と声に出していた。

景色だけでもきれいで満足する場所であった。

マラミュートチーム準備中
誰かストレッチしてるね^^;

大会会場はそれこそ絵葉書の美しさで私は驚いた・・・こんな中走れる私たちは本当に幸せだと感じた。

2頭引きは7チームの出走で一番最後がいいなぁと思っていたが3番目の出走となり・・・上手にパッシングされることだけに集中していた。

1ヒート目の犬ははなとサラ
はなはノーリード犬なのでレースではとんとやる気がなくなる。しかし、なんだかんだでギグに出ているので一番安定した走りをするのも確かだった。サラ優は普段はじゃれて遊べるのだがハーネスをつけた途端大喧嘩が始まってしまう。ハーネス自転車を見ると興奮してしまうのの延長なんだろう。 

無難な2頭での出走となる。

コースからの脱線4回、サラのウンコ1回、はなの「馬見て〜〜」で柵越え1回。

まだまだちゃんとしなければいけないところだらけである。

はなを使わなくてもなんとかサラ優で走る道を見つければいいのだろうが、私は彼女の耐久力と足の速さを知っているのでなかなかあきらめられないところであった。

 

パッシングは1ヒート目トップだったボーダーコリーのチームに抜かされた。橇から降りて犬を止めていたのだがボーダーがはなたちを見て走りを止めてしまった。これまた迷惑なチームである。相手のロスタイムを誘ってしまった。

1ヒート目1.7km12分台後半だった。

 

2ヒート目ははなと優で走った。これまたHanasfrontyardのナンバーツーには負けられないはなはサラの時よりしっかり走る。

はなは断然2ヒート目の方がいい走りをしていた。

コースを外れることはなかったのだが・・・・事前に水を飲ませすぎておしっこタイムはな優1回づつ・・・これもまずかった。そして私もへとへとになっていたので2日目はまともに走れていなかった。

2ヒート目は1分縮め、11分台半ばだった。

うんこやおしっこでもたもたしている私たちに係りの人は「行ってください!」とそのまま行かせてくれた。あとで主催でもあったペンションの人に聞くと「この大会は橇を楽しもう!と言うのが目的で細かいこと言わずに見せる橇の大会を作りたかった。」だった確かにコースは車を止め道をまたぎ丘を上がるので見物している人たちからはいい大会だと思った。

しかし、今回はそうであってもうんこもおしっこもトレイルに残すのはいけないことで排泄のタイミングや方法を考えなければいけない・・・そして1ヒート目スタートは若干待たされて犬の気持ちのピークを越えてしまったが2ヒート目はカウントダウンも忘れられての何も盛り上がれないGO!だった。はなたちは興奮して走らせろ!と騒ぐような犬ではないので犬の気持ちが萎える前にスタートの時間を迎えなければならない・・・次回への山盛りの課題の中の1つとなる。

 

 

平井さんという、橇の世界では有名な人が総評として・・間のエキシビションの中で・・・名指しに近いかたちで私たちのことを言った。 

『ノイジーなマッシャリングはだめです。』 

走る走らないを前に私はこの言葉に呆然としてしまった。 

はなはGO!をかけないとよそ見をしてしまい・・・私は声が枯れんばかりにはなたちにはっぱをかけていく・・・そして平井さんはもう1つ言った。

『残り300mで犬をあおり、ゴールを最速で抜ければ次のレースはもっと速く走れる』

確かにはなたちは呼び込みの人たちを見ると足を緩める・・・あんなにあおっているのに写真もビデオもはなたちは他を見たりカメラ目線だったりする。ぜんぜん煽られていないってことか? 

どちらにせよ、私たちのレベルではまだ理解できない言葉の数々なのでもうしばらく橇をしてみて次のレベルに来たら考えたいと思う。

 

初めて橇で走った。私も犬も初めての経験だったが本当に満足している 

それはなぜか・・・閉会式には私たち7位も表彰してくれ、走っているところの写真を貰った。

その写真が・・・私も犬たちも本当に楽しそうだったからである。あの写真1枚で今回の北海道が全部全部いいものに変わった。 

 

他マラミュートチームの結果は・・・ 

サムチームは6位・・・サムは2ヒート目「また昨日くらい走るんだろう!」とちょいとボイコット気味

 

!そして!!デリカチームは1ヒート目10分以上かかっていたのに!2ヒート目は6分と1位に10秒くらいの差で入り総合4位となった・・・おしっこタイムがなければとも思うが初挑戦でのこの結果はアッパレ!だ。 

 

『nojiは橇に乗っているときに常に笑っている』と言われる最初の写真である。

サム・シーザーお疲れ様

前の日私のカレーパン盗み食ったはなはお腹ピーピーちょっと調子悪そうだね

デリの会場での興奮度合いはかなり期待できる・・・
これからもストレス大作戦だね

哲学者エルフ。彼はすべてを悟っている

この会場で一番似合わなかったのがnojiのマーク2、その次がクリス。
あなたはマジで寒そうだ。

サラ・・・私はあなたが頼りです。がんばろうね。

優・・・まじめでいい走りするんだけどねぇ。
どうしてハーネスつけるとサラを脅かすんだろうねぇ。

やめてください。

一日目出ていない優までお疲れモード

1月5日のコース:札幌〜旭川〜美瑛             
ペンショントレイディングポスト泊

1月6日のコース:美瑛〜洞爺湖             
伊達パーキング泊