溶けたはな。
名古屋は暑い。赤道直下の国から来た人たちもこの暑さには耐えられない。
耐えられるのは京都大阪の人ぐらいである。沖縄の人までがいやという。
生まれて初めての夏が名古屋であることは彼女にとって人生最大の不幸である。
梅雨の前から名古屋は30度前後の気温となる。
毎朝、はなのハッハッハッハッハッハッハッと言う声で目が覚める。
- クーラーの中、締め切った部屋に閉じ込めて出かける。犬がリモコンで遊ぶな
どいたずらをしたり、工事があったりでクーラーが切れてしまうことがある。締め
切られた部屋の中は犬が命を落としてしまう。
- 体中に水をかける。暑いのでかわいそうに思い体に水をかける。一見よさそう
だがアンダーコートまでぬれてしまった場合マラミュートは逆に乾きにくい性質の
毛を持っている。乾く以前に体に付いた水分が熱くなりやられてしまう。濡らすの
はお腹、足程度にしておいた方がいい。
- 激しい運動は避ける。犬自体暑い時は激しい運動を避けるが、散歩も控え散歩し
てもアスファルト、地面がさめている夜中朝方にする。氷点下に生きていけるよう
に体の熱を逃がしにくい構造をしているので熱が貯まりやすい。運動をしたすぐに
様子がおかしくなるのではなく、しばらくしてから様子が変わることもあるので注
意しなければならない。
常に犬が吐く息の温度をチェックしておいて管理する。はなは過去この熱射病に2
度かかった。2度とも軽く済んだので獣医師のお世話になることはなかったが・・・、
飼
い主の管理不行き届きで失格のお話である。
犬が熱くなり様子が変に感じたら、大
きいあるいはたくさんの氷に少しだけ水を入れてなめさせ、冷たい空気に犬を当て
て冷やし獣医師の診断を受けて手後れのないようにしたい。
いざという時のために
懸かりつけの獣医さんは作っておいたほうが安心である。
はなの獣医さんは私が昔働いていたところの先生である。完全に私の師匠となって
頼りっきりの人である。
はじめてはなを連れていった時「マラミュートを診察する
の は初めてだ」と言ったが、その次に行ったとき、彼はマラミュート、大型犬にある
病 気をすべて調べてあり説明してくれた。たのもしい。
しつけ、トレーニングの本や
ビデオもほとんどこの先生から借りている。家からは遠いが、何かほんの些細なこ
とでも出かけるようにしている。病気のときにはじめていくのではなく、健康な犬
の状態も見ていてもらうのが誤診をされない予防の1つの方法である。
今年は”はなのお腹の毛を刈る”ことをしてみようと思っている。どれくらい効果
があるのか楽しみである。