北海道野宿の旅 2002秋 2

 
 

 

北海道野宿の旅 2002秋 2

2002年10月20日(日)

    

 

ドア全開で寝たnojiチーム。車内が結露した直後で凍った。

    

寒いよ〜(^.^)

寒かったようだが私にはシュラフとさめない湯たんぽがついていた。へちゃら。

この花畑牧場のコースは最高に素敵なコースだった。1周800mと長いが、橇はもっと長いし・・・過去経験に無い犬たちにいい経験になる長いきちんとしたコースだった。

レースは何レース出ようか考えていた。3頭連れてきているので得意の「出すぎたマネ」になりそうだった。 みんなは「無理だよ。」と言っていたが・・・・「ここで5レース出なければ野島康子がすたる。野島であるために・・・・」言霊に操られ、5レースエントリーとなる。

ゼッケンを5枚つけている私をみんなは呆れていたが、その「バカだねぇ」が私の一番の誉め言葉でうれしくなっていた。 うきききッ!

1レース目、1番がはなだった。試しに3・2・1・GO!をかけてみたら反応したのでいけると踏んだ。スタートから100mくらい真面目にダッシュした。マジで走ればはなが一番パワーもあるし足も速い。これをなんとか完成させたいものだ。

2レース目、サラ・・・問題なしの犬である。先頭を走れないけど、足も速いし、なんせ3頭の中で1頭だけレースを楽しいと思っている犬だった。りき父にスターターしてもらってビビッていたが、それさえ克服できたら相当有望な犬になる。まあ、それを克服するのが一番大変。。。ほほ。

3レース目、優。速度よりパワーを持ってきている・・・スタート早まってしまい、タイム計測されなかったようで、「すみませーん、戻ってください。」と言われたのだが、んなもん1秒を争う速さで走っているわけじゃないのでスタート時点に戻るとかゴールさせない方の影響が嫌だったのでそのまま走らせてもらった。kazu夫人の呼び込みに素直に反応してダッシュでゴールができた。怖がりめ。

4レース目、サラ優2頭引き。乗る私がドキドキするペアだ。横で走らせたいのだが、ネックを付けると喧嘩になることが多いので縦で付けた。モチベーションの低いまま2頭は私の方を見ていた。GO!できれいに走り出し。。。。ゴール時点で2頭は完全に横並びだった。最初から横に並べるといいんだけどなぁ。

5レース目、はなサラ2頭引き。完成されたら一番強力なチームとなると思われる2頭だ。最初から最後までギャロップだったが走りきった。この走りは私の明日への活力となった。

5レース終わって「もう1レース走りたい!」と犬を見たら3頭とも恨めしそうに私を見た・・・止めておこうか・・・。

コースは犬たちが集中して走れるようで、走ればタイムがあがっていた。もう1レースでも走りたかった。

伊藤さんに「走りを見ていただけましたか?」と尋ねると・・・ 「犬が走る前とか大人しいからシャイなのかと思ったけど、待ってる間見てもそうでもないし・・・ちょっと練習しすぎだな。1ヶ月くらい練習しちゃだめだな。」 この前の3連休は朝晩朝晩練習した。自転車持ってきてたら休憩ごとに練習していただろう。

「犬が嫌になって付き合いで走っている」 おほほほほ〜〜〜ずばり、その通りである。

1週間練習しなかっただけでいい感じで3頭は走ってくれた。そして、これからの練習方法も教えてもらい・・・今すぐにでも試したいと思うくらいだった。

私の今の環境で飼えるのは3〜4頭、私1人で焦りいらいらしていた。限りある犬たちの中でチームを作り上げていく喜びを大いに感じた大会だった。

この草ギグは本当に楽しかった。

花畑牧場を出て、伊藤さんのお宅にお邪魔した。
そしてその足でちいちいさんところへも寄らせていただく。もう真っ暗でまわりは見えなかったがナビ子さんは畑の真中を指していたので、きっとすばらしくいいところなんだろう^^;ちいちいさんとは知り合って2年以上たつ・・・3年以上なのか?しかし、面と向かってじっくり話をしたのは初めてだった。憧れの田舎暮らし・・・いい感じであった。

(道の駅士幌21泊)

 

2002年10月21日(月)

    

 

    

普通の街中で野宿すんな!?

朝目覚めるとはなたちを出したときに木につけっぱなしにしたラインとリードが何者かによってざくざくに噛み千切られていた。きつねか?野良犬か?ここに来るまでにはなに2本食いちぎられているので、これでnojiチーム犬3頭にリード2本となってしまった。どこかでゲットせねば・・・。

足寄湖の近くの道の駅で朝食を取る。

優はなんにせよ、北海道へくると絶好調になって大はしゃぎになる。その対象としてじゃれ付かれるはなサラは迷惑顔で相手をしていた。はなサラに無視され始めると一人で石を上に放り投げては自分に当たるのを喜び、大穴を掘っては走り、また別のところで掘っては走っていた。

    

私は絶好調 By 優

    

私はフードが出てくるまで待ちます By サラ

    

ししゃも・・ほほ。

    

とほほ By はな

さすが練習のし過ぎなだけあって一切筋肉痛にはならなかった。が、一応足寄温泉にゆっくりつかり昨日のギグの疲れをほぐした。

    

常温泉2 足寄温泉

足寄温泉の駐車場で「奥さん!町に行くなら乗せてって!」とご婦人に声をかけられた。

「いいですよ〜、いま乗るところ作りますね!」とちょっと待ってもらった。

まさかはなたちが乗っているとは知らないだろうが・・・・

「どうぞ〜」
「あっら〜、でっかいワンコだねぇ。かじらない?」
「かじるかもしれないけど届かないですから大丈夫ですヨ」

2列目に乗っていたはなはご婦人をにらみつけていたが、車が動き出したら知らん顔になった。 いろいろ話をしていて、羅臼まで行こうと思っているとの話で 

「夏タイヤならやめれー、悪いこと言わないからやめれー」

現地の人の話は素直に聞くタイプ。

「そうですねぇ・・屈斜路湖までは大丈夫でしょうかねぇ。」
「わかんね。」
「あんた1人で旅行しているならこれでお昼でも食べて!」と断る私に無理やり
「私のお金は縁起のいいお金なんだよ!」と1000円を渡してそのご婦人は足寄で降りていった。

縁起いいって聞いたら使えないぢゃん。

足寄を抜けて阿寒湖に入った。
子犬デリバリー以来なので、、、、1年半だろうか・・・・その間に何度も北海道まできているがここまではこれなかった。

白手民芸店の奥さんは優を1日預けていたので「ブー子に会いたい!」と言ってくれたのに・・・・観光客の多さにパニックになりつつあった。優全然だめじゃん。

サラを代わりに車から出せば、サラは1秒で観光客の輪の中でお腹を出して人気者になった。優のドキドキはどうしたものかと・・・・悩ませる。

犬3頭に増やしてレース出るのばかりになっている私は藤戸さんに会うのも気が引けていて連絡しないつもりでいたが・・・サラ優を散歩させてたら一発で見つかってしまった。恐ろしい・・・・ほほ。

    

白手民芸店看板娘花子

(阿寒湖白手民芸店前路上泊)