第20章 初めてのスキー

 
 
はじめて雪が降って以来、どうしてもはなをスキーに連れて行きたかった。

1月24日はなとスキーに行くことにした。 何時間ではなと私は場外退去にさせられるか不安ではあったのだが、あたって砕けろということで出かけた。

朝早くスキー場に着くようにした。リフトが動き出す前ならはなをスキー場に入れても問題はないだろうと考えたからだ。7時にスキー場着、早速スキー場の中へはなを入れた。リフトの準備にかかっている人たちからはなは見えているんだろうが私たちに特別なにもいうようすはなかった。

広いスキー場にはなはうれしく走り回った。それはそれはすごい勢いだった。私は息を切らしながら登りはなもぐるぐる私の周りを走りながら登った。中腹まで来たところではながうんこをしてしまった。

がーーーん!

まさかスキーウエアにうんこ片づけセットは入っていない。まったくの私のミスで片づけるものが何もない。車嫌いのはなの長時間のドライブのはてしかもビチクソ・・・。糞の温かさで雪が解け広がっていく。(描写はこのくらいで終了)

誰もいないスキー場

かちかちに固めてある雪をほって林の中に持っていった。この作業で、へとへとになってしまった。 駐車場に戻ったところではなを見た整理のおじさんが口笛を鳴らしながら近づいてきた。 ちょうど良いので頭を撫でてもらっている間に聞いてみた。

「スキー場の中に連れて入って良いですか?」

「・・・・書いてないな、そんなことだめだって」

「だめなら、だめって言われますよね」

「おとなしく遊んでるだろ」

あったって砕けろ

連れて入った。一緒に滑ったり(はなは走る)、遊んだり、繋いでおいて私は上まで行って滑る。一日中楽しんだ。繋いでいくと、はなはわんわんなくがしばらくすると横になって寝ていたりしていた。犬好きな人が繋いであるはなに声をかけてくれたりしていた。だいぶはなも人見知りしないよううになった。

ここでの発見、私とはなで雪の上を歩く。新雪の表面だけが固まったような場所で、私はズボズボ入ってしまうのだが、彼女は歩ける。体重差を考慮してもすごいと思った。4つ足の先は普段のはなの足先ではなく、広く面積を取れるよう開いていた。そして上手に体重移動する。「・・・・」 寒い国の犬。

はな!これからバンバンスキー行くぜ!!

はなもくたくた、私も筋肉痛

 

犬にもスキー場入場の権利を!! 犬嫌いな人がいますので、なんてことはいいません。隅っこで滑ってるのみて、苦情も言わす黙認してくれた犬嫌いのスキーヤーの皆さんありがとうございました。