去年はこの大会ではな優で2ドッグ・・・・サラで1ドッグ&1ドッグトライアルに出場した。今年はどうしようか・・・去年バラギの1ドッグトライアルが直線のやや穏やかな下りだったので姪たちに「来年出てみる?」と聞いたら「出たい!」と即答をもらった。出ようか!と姪2人のトライヤルをすることにした。
いやぁ、誘ったが・・・果たして乗れるか??と心配になっていた。
しかし、乗るのなら速い方がいいな、などといい加減なものである。
エントリーマニアはむちゃむちゃ出ず姪っ子たちの走りに集中することにした。
タロの飼い主あさのさん、橇にも行ってみたい、そして多頭引きが見たいという話・・・なら北軽井沢よりバラギの方が見れますよ。とバラギに誘い仕事の調整をつけいけることとなった時点で2ドッグにタロを貸してもらうことにした。
急遽の2頭引きへ向け、タロの食事のことをいろいろ話して、にわか2頭引きへ対応していった。バラギは去年から言うと長距離になる・・・普段練習していないのにタロに2ヒート4kmとか走れるだろうか・・・誰もが思うだろう。
私はそれに向けて考えていたのは橇が嫌にならないよう・・・あおらず、タロの様子を見ながら走り・・・食の細いタロの栄養が十分取れていないようだったら2日目「勇気ある棄権」も覚悟していた。
朝。。。厳しいシバレッぷりににんまりのだった。
今日はサラタロで出ようとしていたが、サラ発情のため急遽優をピンチヒッターにした。
優はトレイルを追える犬である。森町の大会も去年のバラギも迷わずトレイルを走る。私が転べば次のGO!がかかるまで橇とチームを止めておいてくれる犬である。はなとサラにはできない業だ。リードができるのだが・・・他の2頭に比べ足が遅い、そして他の2頭が速いとむかつき喧嘩を売る・・・そこが問題だった。
結果的には今回イケイケのサラでなくて真面目実直の優であったのがタロの体力を消耗させなかったと思われる。
タロと優に十分な水分を取らせスタートに備えた。
今回の私の目標・・・森町で見た多頭引きのスタートの静かさだった。カウントが入ると犬たちは興奮し、GOでマッシャーは静かに「OKEY」と言い出て行く。これがしたかった。
そしてラインは森町で教えてもらったやや2頭を近づけるラインをそのままタロ優に使いネックもギリギリ近いものにした。
スタートラインに立ち2頭を見た。優はいつもと変わらない、、、タロはやや困惑気味で後ろに引こうとしていた。「大丈夫。大丈夫。」あおらず「前見ててね〜」
<1ヒート目4.2KM 2ヒート目5.2KM>
カウントが入り「3・2・1・GO!」で優が飛び出すのと同時にタロも走り出した。
練習時、タロは優と走るよりサラと走った方が足並みもそろいいい感じだったが今回はラインの効果がばっちりでタロ優2頭の体がぴったり揃い快調に走った。私はその姿を見てそこまで我慢した「GOGOGOGOGO!!!!いぃやっほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」も出てしまい林の中をこだましていた。
タロはギグでの2頭引きの時もそうだが最初一緒に走っている犬と遊ぼうとする。今回は優がタロが初めてでケアしないといけないと分かっているかのように「はいはい。」という感じで適当に相手しながら走っていた。
途中タロはぴたりと止まり雪に飛び込み転がり匂い付けの行動を取っていたり、木々の匂いを嗅いでマーキングをしたりと気分を変えようと走ることを止めることが何度かあった。私は今後のタロのことを思い、この長距離走るのをレースにするのではなくタロのツーリングの橇っぽくしてところどころ休みを入れながら走った。優もタロの気が済むまでネックに引きつられながらも前を向いて待っていた。
嬬恋マッシャーズでのサラへの喧嘩騒ぎに優をどうしたものかと悩みこれは家庭犬にしか向かないもの無理にドッグスポーツに使わなくてもいいと諦めもしていたが、コースをしっかり走り安心して見ていられる優はやはりこの犬はチームから外せないなぁ。とじんわり思っていた。
タロはホワホワの雪の上を走りたがり優と私をコースからはずすことが何度かあった。しかし2日目にはコースをそれると後ろについているものが重くなるというのを理解したタロはコースを外れる事はなかった。
下りの前で橇を止め、2頭が「どうするの?」と振り返るまでじっと待つ。振り返ったら「行くよ〜〜〜〜5・4・3・2・1・GO!!」と一気に登りまで登り切るを繰り返した。少しづつ距離が伸びていく・・・「練習でこれしたいなぁ。」とおもいつつ(*^_^*)
犬もマッシャーも経験である。
今回は無事怪我もなく・・・レスキューもパッシングもなく戻ってきた。よかった、よかったである。
無事生還
ハスキー6頭引き・・近すぎて4頭しか写っていませんな。
黒ラブ3頭&ケルピーチーム
<1ドッグトライヤル>
去年は直線でど真ん中を滑った。これなら姪たち優理子恵理子を乗せてやれると今年は誘ってあった。
当日コースを見てみると林間コースになっており途中で曲がっている。さて・・・どうするか。
優は2日間予定以上の距離をはしったので出場を見合わせた。
サラとはなを連れて林間コースの上まで上がった。前の日から考えていたがこの長い林間コースアウトしたら目も当てれない。。。タイムはいいから、姪っ子たちの身の安全を確保するために重いが私も一緒に乗ることにした。
まず・・・下の姪っ子恵理子とサラで出た。サラは走れる犬である。しかしながら発情中。大好きなハスキーを見つけてはキュンキュン大騒ぎ。絶対に一緒に乗らないと暴走したら危険であった。恵理子が橇に乗り私がサラを持っているときスタッフの人たちが「もうおばちゃん、犬も旅費も出してくれるっていうから北海道に連れてってもらえ!マッシャー交代だ!」恵理子はまったく意味が分からないようできょとんとしていた。「だめだめ!まだ私が乗ります!」
10秒前のカウントが入ってもサラは匂い嗅ぎに夢中であった。「3・2・1・・」でサラは前を向きGO!と共にきちんと走り出した。私と恵理子で80sオーバーだったがきちんと走った。未避妊の犬は発情中気が散るという私の中の常識を打ち破る驚く犬である。
途中で私が「GO!GO!」と言うと「おばちゃん、うるさい」とこれは恵理子と私の橇上での会話である。
次は優理子・・・私はもうへとへとだったので一度は優理子の後ろに乗ったものの・・「優理子一人で行って」とGO!と同時に降りた。
最初のカーブまでははなはしっかり走っていった・・・・が、後ろが無音なのにはなも戸惑いとまってしまった。上から「GO!」とこれに反応して走り出した・・・が、見えなくなった時点で止まっていたようだ。
私が駆け寄るまで優理子もはなを引っ張ってみたりいろいろしていた。
一緒に乗るつもりだったので優理子には何も言っていない。止まってしまったはなに何をしてもはなは私の声の方を振り向いていて動かない。追いついてからまた走り出したはなに優理子は見よう見まねのこぎで対応してゴール際ではみんなに「走れ走れ!」と言ってもらってゴールした。
来年は2人とも一人で乗ってね〜(^_^)/