野宿の旅シリーズ 北海道編 3

 
 

 

7日目

そろそろ帰路につく。一気に南下をはじめた。

再度阿寒を通って襟裳を目指した。恐ろしい走行距離を走るようになったのはこの頃からだった。

襟裳岬が近づけばただの海岸線にはなは再度私の歌う「襟裳岬」をしこたま聞かされることになった。突風吹く中、観光客は誰もいなくはなと2人で襟裳岬に立った。

襟裳があまりにも風が強く・・・車の中から外を見る

外出る?

私は基本的に好き嫌いの王様である。「北海道へ行く」と話すと「おいしいものいっぱい食べてきてね♪」なんて言われたが私の北海道のおいしいものというのはジャガイモととうもろこしくらいである。

時期外れ。しかし、ここで北海道を離れるに当たりなんだか名残惜しくなり北海道の名産品を食べないと!と思った。これが間違いだった。襟裳岬の土産屋さんで1500円払ってたらばラーメンを注文した。

1本たらばのどでかい足が乗ったラーメンだった。

「・・・・・。」

こんなの残せないので全部なんとか食べた。

そして函館に行くまでの途中、日高ケンタッキーファームで牛ステーキも食べてみた。白老を過ぎるあたりで私は激しい嘔吐と下痢に悩まされることになる。最悪だった。

白老でビバーク。

 

8日目

森町の公園

五稜郭。綺麗な五角形に感動する。

白老から長万部・森町を通り函館に出る。函館では五稜郭には行っておかないと!と五稜郭に寄り道。土方をこよなく愛する私はここでも相当な時間を取ってしまった。

山形の道の駅に併設されているハイキングコース。
必ず止まる場所である。

その日のうちに青森へ渡る。ブラブラブラしながら帰ってその次の日名古屋についた。

 

9日目

夜名古屋に着いた・・・家の前の駐車場に車を停めて荷物を下ろしているとはなは寝ていた顔を持ち上げて「今日はここに眠るのね」と助手席にセットされたトイレでトイレを済ませ本格的に寝る体制に入った。ははは、はなちゃん。もうおうちなの、今日はおうちで寝られるよ。と揺り起こし家に帰ってきていることを知らせた。はなはしっぽを振って家に入っていった。これからはなの旅犬は始まる。