第一日目
この1年は私とはなにとっていろいろなことがあった。
うれしいことばかりの連続で騒いでばかりだった。
年末年始、お遍路の続きをしようか・・・長野の山でうろうろしようか
・・・北海道へ行こうか・・・・あれこれ考えてた。。。
私たちには今年からはなの娘であるサラと優が仲間に加わっていた。
オンリーワンドッグを目指し、新しい飼い主さんを探していた子犬たちだが、
2ヶ月、3ヶ月が経ち・・・サラや優に引き合いがきてももう私は出せないようになってしまっていた。
しかし、それは私が飼い主になることによって留守番犬であり、1/3頭となるサラたちに不憫を
感じて悩んだ毎日でもあった。。。。
「えい!どうせこの犬たちも10年の寿命、私の人生10年くれてやるわ!」
私が奪った彼女たちのオンリーワンドッグになれなく失ったと思われる幸せを与えてやれるなら私はなんでもすると決心していた。
・・・・なのですんなり冬の北海道に決まった。
年末年始の帰省ラッシュにひっかかるわけには行かないのでお休みを前後にもらい
ひんしゅく買うんだから思う存分楽しんでやれ!と準備もウホウホだった。
「野島さん、26日忘年会あるんですけど参加しますよね」
「おっと、その日はでかけるんでぃ!パス」
「フグご招待なんですけど・・・」
「!!それは行かねば!」
例に漏れず野宿の直前は飲み会となる。
今回はいつも通る日本海側がわからないので安全を取って高速で行くことにしていた。
年末の高速はほとんどがトラックでふっ飛ばされそうになって走った。
1100がKmが名古屋〜青森だったが・・・犬を遊ばせながらでもあっというまに到着してしまった。
1本フェリーを見送っただけで函館入り・・・
はな父より道は凍っていると聞いていたのにうかつに曲がり・・・かなり地元の人ではないと一目で分かるほど右へ左へ車体を振ってしまった。
このスリップ感は・・・マジで楽しい。
楽しい旅になりそうだ。